≪ 子猫の成長 ≫
< 体も行動も成長する子猫 >
子猫の乳歯は、生後3週目頃から生え始めます。
また、この頃から自ら歩き始めます。可愛いよちよち歩きの時期です。
また、ひとりで排出も同じ頃から出来るようになります。
子猫は狩りの真似事を生後4~5週目になる頃始めます。
この頃から、遊びが活発化すると言えます。
子猫は狩りの達人に色々な遊びを通じて成長します。
子猫の体重は、生後3カ月頃で1~1.5kg、子猫の成長がほぼ止まる1歳頃で
3.5~5.5kg程度であれば、 規準の成長過程をたどっていると思いますが、
骨格の大きさや猫の種類によりまちまちです。
生後1年未満の子猫の体重の推移は、健康の上でとても重要になります。
子猫の成長管理をこまめに体重を測り行いましょう。
なお成猫になった後の体重は、1歳時から大体1年で約15%多くなる分
には問題は無いでしょう。
しかし、僅か数ヶ月で15%近く増えてしまった時は、太りすぎか病気の
可能性も高いです。
反面体重減少も良くありません。
そんなときは獣医師にご連絡してして下さい。
< 生まれたての子猫 >
子猫は、1週間単位で初めの3カ月は成長します。
生後3~6カ月も1カ月ごとに成長し、大型の猫では6カ月目過ぎでも成長し
続けます。
通常体重およそ100gで、手のひらに乗るほど生まれたての子猫は小さいです。
耳も聞こえず、目も見えませんが、母猫のミルクを見つけて早速ミルクを飲み
始めます。
ミルクをしっかりと飲み、スムーズに大きくなる子猫は1日に10~20gずつ体重が
増えてます。
子猫の体重が余り増えない場合、ミルク飲みが悪い場合は、直ぐに動物病院
へ連れて行く事が大事です。
子猫の目が開くのは、おそらく生後10~16日前後です。
しかし子猫の成長の早さには個体差があり、中々目が開かない子猫や、直ぐに
目が開く子猫もいる様です。
目が開かず、生後15日を過ぎた場合には、動物病院に連れて行きましょう。
≪ 猫種や性別に見られる性格 ≫
猫科の動物は一般には、一人きりを好むクールで気まぐれな気質と
思われますが、イエネコは社会性が高い生き物になっているのです。
又、人も色々な性格が有る様に、猫の気質も色々有るのです。
猫の性質は、性別や猫種、避妊・去勢の有無などによって特徴はあると
思いますが、 犬ほどはっきりとした特徴とは言えません。
オスでは、去勢したオスはいつまでいたずらで甘えん坊、未去勢のオスだと
大人に なる程に甘えん坊の気質は無くなり、頑固な性格となっていくと考えます。
メスは、クールで人にベタベタしないというのが殆どです。
メスは避妊手術の有無による性格の相違はまるで見られません。
尚、生後2カ月以下の子猫の性別は、決め付けるのが困難を伴います。
< 個性豊かな気質をみつける >
この様に性別や猫種はもとより、育ち方が違うと、子猫の性格はすごく
異なっています。
特に生後2~7週目の社会化期の経験は、子猫の性格形成に決め手になります。
勿論、親から譲りもらった子猫のもともとの気質が違う部分も大きく影響
しています。
飼い主にしか心を開かない内向的な性格の子猫もいたら、皆に愛想のいい
外向的な性格の子猫もいる訳です。
他の子猫と活発にじゃれて楽しむ子猫も居れば、関わらない子猫もいるのです。
注意深い性格の子猫もいたら、度胸のある性格の子猫もいる様です。
子猫の性格は、オモチャに対する反応、子猫に話しかけたときのリアクション、
抱き上げた時のリアクション、子猫を普段と異なる所にのせたときのリアクション
などを観察すれば良いでしょう。